ブログ形式で綴る私の体験談ですが、あの日まで私は自分を「少しガサツなだけの汚部屋女子」と称して、SNSでも冗談めかして散らかった部屋の写真をアップしたりしていました。可愛い雑貨や洋服に囲まれて、床に少し物が散乱している程度。それがオシャレだと思っていた時期さえありました。でも、汚部屋とゴミ屋敷の違いを、私はある夏の夜、身をもって知ることになったのです。エアコンが壊れ、修理業者を呼ばなければならなくなったとき、私はパニックになりました。部屋を急いで片付けようとしたけれど、どこから手をつけていいか分からない。ゴミ袋に詰めても詰めても、ゴミの山は減るどころか、その下からさらに古いゴミが出てくる。そのとき、ふと自分の足元を見て絶望しました。床だと思っていたのは、何層にも重なった雑誌と衣類、そしてその間に挟まったカビた食べ残しだったのです。私は「汚部屋」という言葉で自分を甘やかしていましたが、現実は、窓すら開けられない、ゴキブリが走り回る立派な「ゴミ屋敷」の住人でした。汚部屋は「飾るために散らかっている」ものですが、ゴミ屋敷は「生きるために物を捨てられない」状態です。私はいつの間にか、物に支配され、その物の重みで身動きが取れなくなっていたのです。業者が入った日、彼らが無機質な防護服を着て私の部屋に入っていくのを見て、涙が止まりませんでした。私の「少し汚いだけの可愛い部屋」は、プロから見れば防護服が必要な危険地帯だったのです。清掃が終わり、運び出されたゴミの総量は、私の体重の何倍もありました。汚部屋とゴミ屋敷の違い、それは「客観的な視点を持てているかどうか」だと思います。汚部屋のうちは、まだ他人の目を気にして恥ずかしいと思えます。でも、ゴミ屋敷になると、その感覚すら麻痺して、自分が汚物の中で寝ていることにも疑問を抱かなくなる。その境界線を超えてしまった恐怖を、私は今も忘れません。今は何も置かない床を毎日拭きながら、二度とあの濁った世界に戻らないと決めています。汚部屋女子なんて、可愛い言葉で自分を騙してはいけません。床が見えなくなったその瞬間に、あなたはすでに崖っぷちに立っているのですから。